[リハビリ効果]
最近、脳梗塞や大腿骨骨折のリハビリテーションとしての効果を期待され、ご利用になるケースが増えています。
入院日数が短縮化の傾向にあり、ある程度でリハビリも打ち切られるため、退院後の自宅でのリハビリがより重要になっているのだと思います。
その中から2つの症例をご紹介いたします。
症例(1) 訪問リハビリ(介護保険)との併用
・80歳男性
・肺炎、脳梗塞で2ヶ月入院
・訪問リハビリ(週1日)+在宅リハビリマッサージ(週2日)
・心肺機能強化、下肢筋力強化、腰痛に対する施術を同時に進める
・室内つたい歩きの状態から→6ヶ月後、杖使用で散歩可能に
症例(2) スポーツトレーナーとの協力
・90歳女性
・脊柱管狭窄症などで入院
・在宅リハビリマッサージ(週2日)+入居施設(ホーム)内のジムのスポーツトレーナーによるリハビリ
・下肢筋力強化(特に膝折れ防止)、下肢の痛みとしびれに対する施術を同時に進める
・車イスの状態から→10ヶ月後、ホーム内をサークルウォーカーで歩行可能に
この症例の二人の患者さまは、ご自宅でのリハビリマッサージで下肢の筋力が強化され、歩行力が向上しました。80歳でも90歳でもそれは可能です。
ただ、高齢者のご自宅でのリハビリに際しては、少し工夫が必要だと思います。
若い方やアスリートと違って、高齢者に必要なのは、指導ではなくパートナーだと思います。
例えば、週2~3回、誰かの協力を得ながら一緒にリハビリを行う。そういう環境づくりが重要かと思います。
加えて、在宅リハビリマッサージの良いところは、「気持ちのいいマッサージを受けながら、リハビリができる」という点です。
それがとても高齢者には合っていると思います。
|